G.Wの営業予定
コロナコロナでまったく!
嫌になってしまいますけれど、仕方がありませんよね。
G.Wは半分お休み、半分はひっそりと時間短縮で営業したいと思います。
お店は暇なんですが、
「県外の孫に絵本を送ってあげたくて」
などという方もちらほらいらっしゃいます。
私も実家への帰省は今回我慢です。
尚、ご入店の際は、マスクの着用をお願いします。
店舗入り口に消毒液を用意してありますので、手指の消毒にご協力をお願いします。
とても暇なので、
今はひたすら、オンラインショップに商品を掲載しています(^-^;
絵本も読み返したりして。
今日は宮沢賢治さんの絵本を!
#せいゆうろうどくかい
ということで、おうちで過ごすお子さん向けに、
杉田智和さんという声優さんが朗読している動画がありました。
私は存じ上げなかったんですが、有名な声優さんだそうですね。
作業をしながら流していたら、面白くてすっかり聴き入ってしまいました。
「セロひきのゴーシュ」
文:宮沢賢治
絵:茂田井武
出版社:福音館書店
発行年:1966年
サイズ:20×18
楽団の中で一番演奏が下手なゴーシュ。
楽長に叱責され、その鬱憤を動物たちへの八つ当たりで晴らしているのかと思いましたが…。
どんなに悔しい思いをしても、帰宅後ひとり練習に励むゴーシュ。
様々な動物たちとのやり取りを通して徐々に動物たちへの態度にも変化が現れます。
ちなみに、ゴーシュの猫への態度が一番酷いのですが、(猫好きからすると読んでいていたたまれない)
宮沢賢治は猫が好きではないから、と言われていますが本当かどうか、
はっきりとはわからないそうです。
挿絵を手掛けた茂田井さんは、この作品で命を縮めることになったといわれています。
それほどゴーシュと同じく渾身の力を込めて描かれた作品。
宮沢賢治の作品の中で最高傑作と言われる本作です。
「注文の多い料理店」
原作:宮沢賢治
絵:スズキコージ
価格:1,500円+税
出版社:ミキハウス
発行年:1987年
サイズ:26x25 40ページ
怖いですよね!?このお話。
子どもの頃、宮沢賢治は、「やまなし」しか知らなかったので、
クラムボンのイメージで読んだら、この不気味な話にびっくり。
そして好きになりました。
宮沢賢治さんの世界と、スズキコージさんの独特な絵がぴったり。
「猫の事務所」
作:宮沢賢治
絵:植垣歩子
価格:1,500円+税
出版社:ミキハウス
発行年:2014年
サイズ:25x24
これはなんともいたたまれない気持ちになるお話。
くだらなくて陰湿ないじめ方だけど、
こういうことありそうで、そこがまた辛い気分になります。
ラストの獅子の登場で救われるかと思いきや…。
「どんぐりと山猫」
作:宮沢賢治
絵:田島征三
価格:1,500円+税
出版社:ミキハウス
発行年: 2006年
サイズ:26x 25cm 40ページ
どんぐりたちの裁判を裁くように、依頼された一郎少年。
なんとも不思議な経験をします。
どんぐりたちが、わいのわいのと争うシーン。
一郎少年の機転で難題(?)も解決されます。
色々な方がこのお話の絵を描かれていますが、
田島さんの迫力ある山猫の表紙はインパクトがありますね。
「どんぐりと山猫」
作:宮沢賢治
絵:小林敏也
価格:1,700円+税
出版社:パロル舎
発行年: 2014年
サイズ:30x20cm 55ページ
字の大きさや、ページの使い方で迫力が伝わってきます!
表紙を飾っているのが“おかしな男”なのも面白い。
最後まで、主人公の一郎少年の顔が出てこないのも不思議な余韻を残します。
パロル舎版は、現在はあまり流通していないので貴重だそうです。
「どんぐりと山猫」
作:宮沢賢治
絵:佐藤国男
価格:1,600円+税
出版社:子どもの未来社
発行年: 2010年
サイズ:28x21cm 31ページ
一郎少年も可愛らしいし、きのこやどんぐりが擬人化されていて
読みやすいです。佐藤国男さんの版画の雰囲気が素敵です。
最後まで読んでくださった方いらっしゃるかしら(^-^;
だらだらと長くなってスミマセン。
同じお話でも、挿絵や翻訳が違うとがらりと雰囲気が変わるので、
読み比べも面白いかと!
- 2020.04.22 Wednesday
- 絵本
- 17:05
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- by かぎしっぽ